【八王子オークション】出来高250万円の新物市場、玩具・季節商材に強み
2018年07月20日
Auction Date ~古物市場データ~
▲玩具を競る会主の伊藤栄一代表(中央)
開 場 東京都八王子市石川町2544
開 催 第1・第3火曜日(1日ずれることあり。HP要確認)
時 間 10:00~終わりまで
タイプ 新物市
出来高250万円の新物市場
玩具・季節商材に強み
アクティブ・トレーディング(東京都葛飾区)が運営する八王子オークションは玩具や季節商材、生活雑貨、家電、食品などを扱う新物市場だ。1回に参加企業が約30社集まり、200万~250万円の出来高を上げている。
同市場では「古物も少々扱う」(伊藤栄一代表)が基本は新物のため、状態の良い商品の活発な取引を強みとしている。
特に玩具では同社がメーカーと提携し、パッケージ破損などの理由で小売店に出荷できなかった商品を同社が買取り、出品している。
同社以外にも売り手として1回に6~10社が参加。玩具だけで出来高は50万~100万円を占める。
取材した3月20日は、10時過ぎにスタート。玩具類を続々と流していった。フィギュア「HUGっと!プリキュア」12個が2万9400円、鉄道玩具「プラレールアドバンス特急ラピート『 スター・ウォーズ/フォースの覚醒』号」7万6000円分が1万2500円で落札されるなどした。
この日、特に会場を沸かせた商品が「天空パーティー寿し大観覧車」。
昨年のおもちゃ大賞受賞作品で、富士急ハイランドが監修した、観覧車とコースターが一体となったデザインの回転寿司調理玩具だ。
カゴ台車1台に積まれた7万8000円分の商品が1万2600円で落札された。
▲天空パーティ寿し大観覧車を競る
玩具の競りが終わると、午後は季節商材などを競った。現在、物量・会員ともに増えており、普段は夜6~8時くらいまで競りが続く。
「当市場で仕入れた商品で、追加で量が欲しいなど要望がある際は、売り手から買い手に卸す手配もできます」(伊藤代表)と対応はきめ細やか。
現在会員数は約300社で、昨年から新規会員が36社増えたという。
参加企業数(1回) 30社
会員数 300社
参加費 2000円(食事あり)
歩 銭 売り歩7%、買い歩なし(外税方式)
備 考 古物免許不要。一般の方の入会可
第443号(2018/07/10発行)13面