外国人急増中 年50万人来場のリアルフリマ
2019年01月17日
11月11日に東京リサイクル(東京都渋谷区)主催のフリーマーケットが大井競馬場で行われた。会場でフリマアプリが台頭する中で、大井競馬場だけでも年間50万人が訪れるという同イベントの魅力を探った。
外国人急増中
年50万人来場のリアルフリマ
東京リサイクルの赤池慶彦代表によると、この大井競馬場のイベントは海外向けに日本文化が楽しめる場
所としても発信しているという。会場になるのは収容台数1471台を誇る大井競馬場第一駐車場。品川区に位置する地方競馬場である大井競馬場に行くには東京モノレールを使用し、大井競馬場前駅でおりる。駅からは徒歩で10分と少し。駅からしばらく歩くと案内の看板が出てくる。会場内は老若男女問わず多くの人で賑わっている。その中でも多くの外国人の姿がみられた。
実際に、白人中年男性と黒人女性の二人連れに声をかけると 、日本の古いものを買えるから来た 、とのこと。骨董品や仏像・着物など日本文化にかかわる出店が多くみられたのも特徴の一つといえるだろう。赤池代表曰く「物量が多い業者さん」を中心に出店しているという。骨董以外にも、中古PCなども出店している。出店者は業者ばかりではない。
二階で見かけたのは一般の出店者。フリマアプリでの出品・販売は面倒だといい、家から近く車で出店できる大井競馬場でのフリーマーケットに参加したという。フリマアプリに押されがちにも見えるフリーマーケットだが、リアルならではの強みや、売買だけではないイベント作りとブランディングの効果が表れていた。
▲中古PCを出品する業者は「たくさん売れるわけでもないが、コンスタントに売れる」と話す
第455号(2019/1/10発行)14面