エコケー、中古スマホを海外へ輸出 日本製品がドバイで人気
2019年06月13日
・中古スマホを専門に扱うエコケーが、海外販売で売り上げを伸ばしている。
・様々な国で試みを進め、最終的な販売先として、米国とドバイに行きついた。
・特にドバイでは、日本のアンドロイドの人気が上がっている。
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中古スマホの専門商社であるエコケー(東京都港区)はドバイ、米国を中心に海外販売を行い売上を着実に伸ばしている。5、6年前から海外での販売を始め、4億5000万円だった同社の前期の売上高のうち約70%は海外販売によるものだ。海外では圧倒的にiPhoneが人気だがドバイでは日本のアンドロイドが徐々に浸透しつつある。日本国内での検品を受けたことを意味する「used in JAPAN」の製品は今後も世界に広がりそうだ。
同社は主に国内の同業者と法人からスマホを買い取って検品を施した上で海外へと販売し、他にコンサルティング事業も行う。 当初はキューバ、ロシア、バングラデシュ等様々な国での販売を試み、関税や消費税、政治情勢を考慮して、最終的に販売先としてはドバイと米国に行き付いた。国民総中流である日本の市場ではあまり需要は見込めないが、所得格差の大きい米国は中古スマホの需要があり、また一見裕福であるドバイでも、そこをハブとして周辺の中東地域へ販売が広がっている。「機種は圧倒的にiPhoneが人気だが、今はドバイで日本のアンドロイドが人気になってきた(執行達也代表)」
日本で検品を受けた製品は世界的に見ても品質が良く、「used in JAPAN」として評価があり、今後その需要は拡大すると同氏は見ている。
第465号(2019/06/10発行)3面