《全国ダーツの旅☆大阪府》お宝穴場たこ、遠く離れて暮らす高齢の両親気遣い 操作しやすい中古家電贈った女性客
2019年06月23日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~大阪府 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
▲土井康平店長も登場する大阪らしいホームページを見て、遠方から注文が来ることもある
遠く離れて暮らす高齢の両親気遣い、操作しやすい中古家電贈った女性客
リサイクルショップで販売する中古家電は、遠方への配達は配送にコストがかかるため、地元住民が購入するケースがほとんどだ。ところが、総合リサイクルショップのお宝穴場たこ(大阪府大阪市)では、遠方に住むお客から注文を受けることがある。
少し前、同店に仙台在住の女性からメールが来た。店には行けないが、大阪で暮らす高齢の両親に冷蔵庫をプレゼントしたい。ついては、出来るだけ今使っている物と似た中古家電を探してもらえないかという内容だった。土井康平店長は倉庫の在庫を確認し、それに近いものを見つけて、配達した。
それから1ヵ月後、また同じ女性からメールが来た。今度は洗濯機を買い換えるので、やはり同じような中古家電を探して欲しいとのことだった。土井店長は今度も出来るだけ近い商品を探し出し、配送スタッフには、操作方法が少し異なるため、設置した後で丁寧に説明するよう指示を出した。
暫くして、その女性から丁寧なお礼のメールが届いた。そこには、土井店長とスタッフの親切な応対に感動したこと、両親が状態の良い中古家電を、喜んで使っていることなどが綴られていた。
「そのメールを見て、遠方から親を想う娘さんの気持ちに、涙腺がゆるんでしまいました。私も早く温かい家庭を築きたいものです」(土井店長)
第465号(2019/06/10発行)17面