ITオークション 中古バイク成約相場 5月速報
2019年07月03日
ITオークション
中古バイク成約相場 5月速報
情報流通支援サービスのオークネットが運営する、全国約4,400店のバイク販売店が参加するITオークションで、成約した車両を排気量別に分けて集計
〈50cc〜125cc 玉ぞろえに大変か〉
原付二種の高年式車の人気スクーターは相変わらず応札が強いです。上限が決まっているため、無理して落札しても「利益が低い」と判断する状況も見受けられます。しかし、店頭の玉ぞろえも必要で、新車とのせめぎ合いになることもありそうです。顧客も新型志向が強く、低年式車との格差が大きく開く傾向もあります。
〈250cc ホーネットが高値維持〉
新車の販売状況は順調に推移しているように、中古車の動きも活発化しています。こちらは新型車だけでなく、ホーネットやバリオスなど旧車まで幅広く車両が買われています。ホーネットは、程度によって30万円前後の高値がみられるほどです。ビッグスクーターは、10万円前後の車両が増えていますが、根強い需要もあり成約率は高いです。
〈400cc ドラッグスター400も人気〉
シーズン入りの影響か、ドラッグスターの成約台数が非常に多いです。20年前の車両もあるため、相場はひとケタ台からありますが、全般的には10万円台が多く、お手頃感も重なり、夏場販売に力を入れるケースも多いとみられます。アメスポの新車がなくなりつつあるため、穴場にもなっています。
〈401cc~ フォーティエイトが根強く〉
ハーレーダビッドソンの出品台数は、毎回100台前後で安定しています。車種構成もバラエティになり、人気車両の入れ替えも多いため、相場の変動にも注意が必要です。その中でも、XL1200Xフォーティエイトは安定して相場が堅調です。程度が低くても70万円前後から、と応札が強いです。しばらくは玉不足感が続くとみられます。
同ランキングは毎週木曜に開催される中古バイクオークション「アイ・モト・オーク」で5月中に成約されたバイクが対象
第466号(2019/06/25発行)7面