《Sharing Economy》THE PERSON、ジム版エアビーで遊休施設活用 登録数100店、400人超のトレーナー

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《Sharing Economy》THE PERSON、ジム版エアビーで遊休施設活用 登録数100店、400人超のトレーナー

2019年07月05日

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stadiums(東京都渋谷区)が運営するジムシェアのプラットフォームサービス「THE PERSON」が提携ジム数とトレーナー数を伸ばしている。同サービスはトレーナーとジム施設の空き時間をマッチングする。ジム版Airbnbのようなビジネスモデル。現在、ジム施設の登録数は100店舗を超え、トレーナーや団体の登録者数は400人を超えた。

ジム施設貸出の平均料金は1時間1500円〜3000円。うち、3割が手数料で残りの7割がオーナーに支払われる仕組み。関東と関西に計100店舗の契約がある。トレーナーは、全ての店舗を利用することができる。また、トレーナーだけでなく、スポーツ団体や友人同士でジムをレンタルすることも可能だ。

主な登録者はスキルを持つフリーランスのトレーナーや、独立を考え週末に個人でレッスンを行う人たち。大石裕明社長は「企業に勤めるトレーナーの賃金は平均的に低い。一方で独立する場合は、賃料や器具などで初期投資として1000万程度の予算は必要。独立やフリーランスを目指す人がチャレンジできるサービスになっている」と話す。

同サービスを始めたのは、大石社長自身のコンプレックスがきっかけ。学生時代は強豪チームでサッカーに熱中していたが、フィジカルがコンプレックスだった。大学でパーソナルトレーナーにマンツーマンの指導を受け、トレーニングの効果を実感した。

「今後は名古屋・博多・北海道にシェアジムを展開予定。1年以内に登録ジム数を1000店舗まで伸ばすことが目標」(大石社長)。

14-1.JPG▲大石裕明社長

今後はトレーナーの独立に必要な事務作業のサポートや、トレーニングに必要な道具やウェア、プロテイン等を販売し同サービスでトレーニングや健康面が充実するようなプラットフォームを目指す。

第466号(2019/06/25発行)14面

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