サンセットコーポレイション、民事再生法を適用申請 負債総額6.3億円
2019年07月15日
中古メディアのリユース店「エンターキング」を19店展開するサンセットコーポレイション(千葉県市川市)が7月1日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したことが分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は債権者約350名に対し約6億3000万円。
同社はCD、DVD、コミック、ゲームなどの中古販売を主体としていたほか、古着やトレカの専門店も展開していた。同社の2009年3月期の会社売上高は93億円。同社が最後に本紙へ開示していた実績数値では、17年3月期の売上高が30.7億円(うち中古売上が20億円)だった。
同社は17年2月より、世界最大級のオンライン展示会「アリババドットコム」を使い海外バイヤーの開拓に乗り出していた。そこでゲームや古着などを訴求しオーダー形式で販売を行うなど、内需縮小を見据え事業展開を図っていた。
東京商工リサーチによれば、同社は今後スポンサー企業の協力を経て、不採算店舗の閉鎖などを進めていくという。既存店は現在、通常通り営業している。
第467号(2019/07/10発行)5面