《Shop探訪》レオナルドET、車プラモデルの買取強化 「CtoCの影響小さい」
2019年08月21日
レオナルドET
車プラモデルの買取強化 「CtoCの影響小さい」
「プラモデルは精密なため、ネットで購入する場合、配送料が高くついてしまうことが多い。そのため実店舗を訪れる方も多く、これまでのところCtoCサービスの影響をほとんど受けていない」こう語るのは、プラモデル買取販売のレオナルドET(東京都千代田区)を運営する山口貴嗣代表。
▲山口貴嗣代表
4歳でプラモデルにはまり、大学卒業後に陸上自衛隊へ入隊。その後営業職を経て、模型買取を行う有限会社レオナルドへ入社した。平成24年に同社が廃業となり、現在の店を開業した。
買取を強化しているのが車のプラモデル。車両メーカーに対する版権使用料が安価でなく、プラモメーカーも売れ行き予想が難しいため、全体の製造数が少ないという背景がある。旧型の日産スカイラインなどが人気だという。
同店が扱うのは飛行機、船、4輪車・2輪車、戦車、中古模型資料などで、店内では約3,000点の商品を販売している。価格は2,000〜3,000円が中心。作成済みの商品でも買取を行う。最も多い顧客層は40〜60代の男性だが、M1層の来店も一定数確保している。
同店の強みは、山口代表が持つ商品知識の豊富さ。長期間市場に出回っていない商品を高く買い取るという一つの基準こそあるが、高く買って安く売ることを忠実に実行することでリピート客を獲得しているという。
第469号(2019/08/10発行)14面