ワンダーウォール、微妙なさじ加減「統一感がありつつも癖もある」が店内のテーマ

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ワンダーウォール、微妙なさじ加減「統一感がありつつも癖もある」が店内のテーマ

2019年11月07日

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一工夫レポート

面白がってもらえる店
統一感と癖が同居

リユースショップのワンダーウォール(運営:アールキューブ 神奈川県川崎市)は開店から1年を迎えた。同店が意識するのはお客に「面白がってもらうこと」。"統一感"と"癖"という相反する雰囲気が同居した店内を作る。

業績は順調だ。開業の初月は月商が30万円だったが今では400万円まで増加した。

同店の商品の大半は白物家電。洗濯機や冷蔵庫やエアコンが多く並び、白色の壁と床と相まって、全体的に清潔感のある雰囲気だ。だが同店は「統一感がありつつも癖もある」という微妙なさじ加減が店内のテーマ。

例えば商品構成だ。高額品が全体の2割を占めており、20万円のギターを飾り、10万円のスワロフスキーのブルージェイズを陳列する。「癖のある商品はお客さんに面白がってもらえる」(福田直史マネージャー)

福田直史マネージャー福田直史マネージャー

ポップにも工夫が表れる。白色で統一感のある店内と対比させるためにポップは派手な印象にして癖を演出する。例えば橙、青、赤、黄などの色で目立たせる。ポップを読むと「洗う時小さなコトコト音あり」などの使用感が記載されており、生活に根付いた印象を与える。「老若男女に開かれたリユースショップを目指す」(福田マネージャー)

ポップのコメントは家電量販店を参考ポップのコメントは家電量販店を参考にしている

第474号(2019/10/25発行)17面

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