文大×きもの屋MIYABI.net 3社共同で催事買取 骨董や着物フックにシニア集客

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文大×きもの屋MIYABI.net 3社共同で催事買取 骨董や着物フックにシニア集客

2020年01月15日

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骨董を強みとする文大(広島県福山市)とリユース着物を扱うきもの屋MIYABI.net(岡山県岡山市)が、商業施設で同業者と催事買取を共催する事業に注力している。催事をしたい業者を主催者に募り、両社が得意な骨董や着物をフックに高齢層集客を支援している。

文大では買取店や古物市場等を運営。7年前に骨董事業に参入した。主に個人の蒐集家から月700万〜900万円ベースで買取りしている。一方、きもの屋MIYABI.netは創業70年の呉服店が元々母体。着物などを個人から月5000点程買取りしている。

両社は昨年5月より共催で催事買取を始め、ショッピングセンターなどで計10回にわたり開催を重ねてきた。中四国のブランド買取店やリユース店など計6社とこれまで連携し、「1日あたりの平均客数は40組、うち成約は9割程」(文大執行役員 谷辺真一郎氏)。

1社単独での催事では買取りできる商材や集客力に限りがある。そこを両社と組むことで、高齢層と馴染み深い骨董や着物をプロ査定してもらえるという安心感を創出し、集客を図るわけだ。「集客や査定を含め、催事買取をプロデュースしてあげるイメージ」(同氏)

両社が会場に出向く際の交通費等は主催業者が負担。集客用に新聞折込チラシを用意する際は、デザイン作成を文大が担うなど支援する。催事買取の利用者は会場に不用品を持込み、商材毎に査定を得意とする業者に各々見てもらえる。骨董や着物が成約すれば、両社が手数料を主催側に払う仕組み。

両社はこの取り組みを「なんでも鑑定会」と銘打ち、土日を絡めた2〜3日間での開催を基本形としている。

16A.jpg共同催事「なんでも鑑定会」の様子

第479号(2020/1/10発行)16面

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