リサイクルオフ、区役所サイネージで店舗周知 川崎市宮前区に店舗拡大へ
2020年01月15日
リサイクルオフ(神奈川県川崎市)が宮前区を拠点に拡大予定だ。同店は徹底した地域密着と信頼される店作りを心がけ、経営を軌道に乗せた。20年より新たに3店舗の展開を予定する。
同社は13年に設立、出張買取専門で運営を続けたが、18年11月、宮前区に30坪の実店舗を開業。家電と雑貨を中心に、WEBと店舗を合わせて月1000万程度を売り上げる。
宮前区の店舗
同社はまず宮前区役所のサイネージ広告を活用。宮前区は月3万円で15秒の音声付き動画広告を出せるため、使いやすいという。
「引越の際に区役所に行く人は多い。音も出せるので、待ち時間にスマホを見ている人にも周知できる」(飯泉健次社長)。明確な広告効果が見込めなくても、区役所に店名が出ることで安心感を獲得できると見込む。これまで3名が区役所の広告を見て来店しているが、実際の効果はもっと大きいと健次社長は考えているようだ。
また、来客後の満足度も高い。リサイクルオフをグーグルマップで検索すると、5つ星のレビューが並び、平均スコアは5点満点中4.3だ。「接客は、当然だが笑顔を大事にしている。売れた際は大手と差別化を図るため、迅速な発送と、自宅の設置希望場所まで運び、必要なら動作確認まで行っている」(飯泉真一店長)。レビューには、丁寧、親切、という言葉が並ぶ。
現在は1店舗だが、今後は宮前区を拠点にドミナント展開を予定し、20年には直営2店・FC1店を開設する。「明日の何時に来て、といったピンポイントの要望にも出来る限り応えて、信頼を勝ち取りたい」(健次社長)
兄弟で経営。左が弟の飯泉健次社長、右が兄の真一店長
第479号(2020/1/10発行)16面