ゴルフドゥ!荒川沖店、マニアック商材で集客を図る「地クラブ」から「シブコ」モデルまで
2020年03月22日
イチオシ集客
『ゴルフドゥ!荒川沖店(茨城県稲敷郡)』はゴルフドゥ!最大規模の敷地面積250坪を誇る注目店だ。茨城や新潟の地場のゴルフクラブなど、マニアックな中古クラブを多数用意して集客を図ってきた。
同店の年商は約1億5000万円、ひと月の購入客数は1000人近くと、どちらも年々微増傾向にある。ドライバーだけで1000点、全番手では3000点を超える充実した中古クラブのラインナップが好調に貢献した。
「うちは面白いクラブを求めて他県からやってくるお客様も多い。地場のクラブでいうと新潟産のエポンや茨城産のドゥーカスなどが人気で、日本各地の地場クラブを集めた『地クラブ』専用コーナーがある。大手量販店には並ばないと思う」と池ノ上店長は説明する。
地クラブコーナーの様子
池ノ上 力店長
またプロ向けのスペックの高いクラブや全英オープンで優勝した渋野日向子選手が使うクラブ「PING」などの話題品も扱う。
「同業でもあまり置いてないようなクラブも揃えるのがうちの強み」(同氏)
さらに同社では豊富な種類のクラブの魅力を伝えるべくポップを多数掲示している。重さ・長さ・モデル名・特徴などを色ペンで従業員が直筆したポップをクラブ1種類につき1つずつ貼る。「たしかに手間はかかるがそれだけでお客様の注目度が違う。スタッフがゴルフ雑誌などで学んだ情報を反映している」(同氏)
ゴルフドゥ!は全店でポップ掲示を展開しているという。
池ノ上店長はこう付け足す。「クラブ種類の充実もポップの掲示も、お客様に分かりにくいゴルフについて理解してもらうための工夫の表れ。お客様との他愛のない話やお叱りを頂くことを大切にしている」
同社は2〜3ヵ月に1回の頻度でゴルフコンペを実施し、またゴルフ整体のイベントを行うなどしてお客との親睦を重視している。
地クラブについてのポップ
第483号(2020/3/10発行)15面