Rs-JAPAN、Zoomでライブ競り 平場らしさを追求
2020年06月18日
ブランドオークション最前線Vol.4 新型コロナで変わる常識
Rs-JAPAN Zoomでライブ競り、平場らしさを追求
新型コロナ感染拡大の影響で、ブランドオークションの在り方に大きな変化が生まれている。連載第4回目は、ウェビナーツール「Zoom」を使った競りに挑戦したRs-JAPANに話を聞いた。
Rs-JAPAN 南里崇社長
--Zoomを使った競りを開催しました。
南里 下見はリアルで行ってもらい、当日はZoomを使ってモノとオークショニアを画面で見てもらいながら、WEBでボタンを押して競り上がる方式です。
--なぜこのような方式に。
南里 下見をしてもらって、エクセルで入札する方法も考えましたが、競り上がりの方が、値段が上がる気がしていました。システム屋さんと話して競りのボタン機能ならすぐに作れるとのことでした。それに、人間味のある、楽しく競れるオークションをやっていきたいと、その方がお客さんも飽きないでしょうしね。平場感をどう出したらいいかを考えてこのような方式になりました。
--参加者は。
南里 70名弱と普段よりちょっと多い。既存会員さんの参加率が上がりました。大半は下見されてますが、中には数名下見をせずに買っている方がいらっしゃいました。出品リストもない中で、次々に競り落とすので大丈夫かなとこちらが不安になりました。押し間違えはありましたが、振り直しをOKにして大きなトラブルもなく良かったという印象です。
--相場はいかがでしたか。
南里 意外に伸びた、高かったです。競り上がりなので、気軽に競り上がっていく。お互いの顔は見えない中、ネットは気にせず値段を踏めるのでしょう。
--課題は。
第489号(2020/6/10発行)7面