ブックオフが行う10の感染予防対策とは?
2020年06月19日
新しい生活様式の店づくり
ブックオフコーポレーション
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が公表された。リユース店においても、この様式に対応した店づくりが求められている。「新しい生活様式の店づくり」では、各店舗の取り組みを取り上げる。最初は大手チェーンの「ブックオフコーポレーション」(神奈川県相模原市)だ。
ブックオフコーポレーションでは、5月末まで直営店において左記の内容を実施していた。
店内の消毒は、レジ・電子買取端末・クレジット端末等の機器類、トイレ、ドアノブ、カルトン、カウンター上、買物かご等を定期的に除菌。時間は店舗判断で行っている。
混雑した場合、店内への入場制限(駐車場規制や店内の人数制限など)や買取業務の停止なども現場で判断する。立ち読み禁止については、POPの他、アナウンスも流していた。これは緊急事態宣言中のことであり、解除後は緩和する予定だ。
感染予防対策のためのPOP。左は、お客に対しマスク着用を求めるもの。右は店内での対策についてまとめたPOP
実際にPOPが店内に掲示されている様子。この他、除菌液も設置している
スタッフが使用するマスク、使い捨て手袋は会社より支給。マスクをしていない客への提供は原則していない。
FC店に対しては、直営店での対策案の共有、対策に関わる備品などの提供(加盟店負担)を行っている。こうした対応により、2020年4月の既存店売上高は前年比64.4%となっている。
駐車場規制による、入場制限
スタッフルームにも飛沫感染防止フィルムを設置
買取カウンターの対策
飛沫感染防止フィルムを設置した買取カウンター
一部店舗では、3密回避の売場制限に伴い、カウンターでお客が待たないように精算は翌日以降とした
販売での対策
飛沫感染防止フィルムを設置したレジカウンター。こちらも買取カウンターと同じく、天井からフィルムを吊るしている
レジ前の足跡サイン。お客が間隔をあけて並べるように、わかりやすくフットステップのマークで示した
立ち読み禁止のサイン。この他、店内アナウンスでも立ち読み禁止を呼びかけていた(外出自粛制限期間内)
第489号(2020/6/10発行)11面