ゼロエミッション、ぬいぐるみなど"無人で"100円販売
2020年07月03日
注目の取組み
日販1万円 6月末までの期間限定
ハードオフ系列のFCジーであるゼロエミッション(東京都八王子市)では、期間限定で実施した無人販売スペースが思わぬ効果をあげた。廃棄予定の商材を一律100円で販売したところ、ぬいぐるみなどを中心に1日1万円を売り上げた。6月末までの期間限定で実施する。
無人販売コーナーでは最後にセルフで支払う
同社の旗艦店であるエコタウン八王子大和田店は、ハードオフ、ホビーオフ、モードオフ、オフハウスと、直営のリカーオフが入る大型店舗だ。
今回、店舗の改装に伴う空きスペースを活用すべく、実験的にエコタウン八王子大和田店のモードオフ内で、無人販売コーナーを設置した。商材はぬいぐるみを中心に、ジャンク品や古着などを高回転で提供。
商材はぬいぐるみや古着などが中心
また、買い物をする楽しさを演出するため、ワゴンをジグザグ状に配置して、売り場を一方通行とし、終点に料金箱を用意。こうすることでお客同士のすれ違いを防ぎ、店員も不要なため、コロナ対策に繋がっている。
一方通行にして三密と対面を防ぐ
出口に設置された料金箱
売上は当初の予想を超える日販1万円程度。こうした施策を買取強化につなげていきたい考えだ。
「現在は無料引取している商品に、10円でも買値をつけたい」(店舗運営部 佐々木賢生部長)
店舗運営部 佐々木賢生部長
同社はこれまでも「もったいない市」など、通常販売が難しい商品を格安販売し、廃棄物削減を目指していた。今後は八王子大和田店でも同市の屋外開催を行う予定。
第490号(2020/6/25発行)10面