鹿児島にDIY訴求する新業態店
衣料の輸出工場をリノベ
工場をリノベした店内
店舗排出品のリユース・リサイクルを中心に事業展開するエコミット(鹿児島県薩摩川内市)が5日、新たな新業態「エコベース」を薩摩川内市内に設置した。BtoC向けの新たな販路の他、リユースやアップサイクルによるエコロジーの発信拠点としたい考えだ。
構想は創業時からあったといい、他県の工場に機能集約したことで余裕のできた鹿児島県内の衣料輸出工場を活用して実現した。工場をリノベしたために独特の雰囲気を放つ店内では、ネット販売業務用スペースと、お客向け商品を陳列するエリアが分かれており、商品はネットと実店舗での併売を行う。在庫数は数千点以上、その殆どが中古品となる。商品について広報ブランディングチームの山下彰太氏は「廃材となっていたパレットや枕木、古い家具、キッチンシンクなど、普通のリサイクルショップでは売れず、ネットでは送料の問題で売りにくいものを狙って陳列しました」と話す。
第496号(2020/9/25発行)4面