23歳で古物市会主に
「女性も参加しやすく」
競りの様子(振り手が原田沙貴会主)
家具家電や骨董、着物等を競るロイヤルジャパンオークション(広島県広島市)の会主が代替わりし、2代目に原田沙貴氏が就任した。現在23歳。20代の市場会主は、全国で見ても珍しいとされる。
ロイヤルジャパンオークションは、沙貴氏の実父にあたる原田直樹氏が1999年に設立した美術品総合卸問屋のロイヤルジャパン(広島市)が立ち上げた道具市。3年前に市場事業を分社化してロイヤルジャパンオークションを設立、同社の代表取締役には沙貴氏が就いていた。
沙貴氏は、「父が築き上げてきた人と人のつながりを大切にしながら、市場を継承していきたい。まだまだ男性社会が根強いが、女性も参加しやすい市場にできれば」と話す。
ロイヤルジャパンオークションは月3回の「リサイクル市」をメインに、月に計8日間にわたり開催。リサイクル市の出来高は1回400万円程度。月間の出来高は2000万円以上。
第498号(2020/10/25発行)5面