木のフリマアプリ始動
DIYや地方移住ニーズに活路
木材が出品されるアプリ画面
イードグループでECの運営と販売コンサルティングを行うネットショップ総研(東京都新宿区) は10月1日、木材専門のフリマアプリ「キコリ」をiOS・アンドロイド向けにリリースした。不要な材木の持ち主と利用者をマッチングさせる。コロナ下でのアウトドアニーズに応え、環境破壊抑制にもつなげる考え。
同社は芝刈り機や薪割り機などDIY機械工具を扱うECサイトを複数運営しており、薪割り機の月販は300台に達している。同社ユーザーの中にはコロナ下での地方移住者やDIYファン層が多く、「キコリ」の利用ニーズを見込む。藤原央行社長は開発の経緯について、「薪ストーブを使う家に移住したり、アウトドアやキャンプのニーズが高まっていることに加え、環境への意識が高まっている」と分析。すでに同社が販売する商品内にチラシを封入し、アプリダウンロードと利用登録を促している。
第499号(2020/11/10発行)6面