マニアコレクター向けのレトロゲーム機・ソフトを取り扱うMEIKOYA(愛知県名古屋市)は独自でパスポートを発券して集客に繋げている。毎月使える特典を目的に再来店するお客が増加し、売上アップやついで買いの喚起に貢献している。
独自の「パスポート」サービス
レトロゲームを毎月割引
パスポートをイメージしたつくりだ
MEIKOYAの年商は3700万円ほどで、ゲームソフトを中心にハード機器や攻略本や関連グッズなど在庫総数約5万点を常時扱う。仕入れは店頭買取が全体の9割近くを占め、残りが宅配買取だ。一方で販売は店頭販売が7割、3割がEC販売という配分。「この世にただのクソゲーなど存在しない!」をモットーに何でもゲームソフトを買い取ってきた。
販促方法として「MEIKOYAパスポート」を開始したのが約3年前。内容は4490円以上のレトロゲームハードセットを購入したお客には自動的にパスポートがついてくるというもの。毎月1回、1000円以下のレトロソフトを無料贈呈、もしくはレトロソフトを10%OFFのいずれかの特典を選べ、有効期限は発行日から1年間。これまでの総発行は315点だ。「やはり使う人は毎月利用する。2つの選択肢を持たせたことで利用内容が都度違うことも」(店舗担当 三浦氏)
第508号(2021/3/25発行)16面