前号(7月25日号)に掲載した「中古売上ランキング―新型コロナ下調査―」を基に商材、チェーン中古売上、チェーン店舗数、EC売上、成長率といった部門別でのトップ15~20企業を紹介する。
ゲオが5部門でトップ EC売上では2位に
- 「おお蔵」収めるゲオ、229億円で3位
ブランドバッグ・時計、宝飾、金プラなどで構成する「ブランド・宝飾」の中古売上高の1~2位には、コメ兵ホールディングス、バリュエンスホールディングの大手2社が並んだ(両社とも本紙推計値)。また今回、「おお蔵」をグループに収めるゲオホールディングス(本紙推計値:229億円)が3位に入った。また前回調査では8位のクローザー(130.4億円)が5位に浮上。また、16位にシュッピン(本紙推計値:49.2億円)、19位にダイヤモンドセブン(34.6億円)、20位にグランチャ(33.7億円)が新しくランクインしている。
「洋服・服飾」の中古売上高1位は、セカンドストリートの出店により業績を伸ばしているゲオHD(本紙推計値:356億円)。2位以下を大きく離している。2~20位の合計売上高は約491億円で、前回調査における2~20位の合計売上高である約625億円とは大きな開きが生じた。今回調査では回答する対象の通期決算期間を指定しており、単純比較はできないものの、前回よりも洋服・服飾の厳しい状況がうかがえる。
「家具・家電」の中古売上高1位にもゲオHD(本紙推計値:77億円)がランクイン。前回調査で1位の浜屋は全体売上に大きなダウンはないものの、商材構成比率の変化によりトップの座から外れた。2位以下にはトレジャー・ファクトリーや(36.5億円)ハードオフコーポレーション(28億円)、またハードオフFCジーなど店舗系が目立つ。一方で、9位にネット型リユースのマーケットエンタープライズ(10.7億円)がランクインした。
第517号(2021/8/10発行)9-11,13面