リステージ(東京都中央区)が主催する中古オフィス家具のネット市場が、出来高を伸ばしている。テレワークの影響で、チェアなどに質の良さを求める個人需要が高まり、出品商品のグレードが上がっている。買い手も増えて競り合いが激化し、コロナ以前は1回1200万円程だった出来高が2000万円に達するまでに成長している。
リステージオークションではオフィス家具をメインにネットで競る
オフィス競り、出来高2千万に倍増
個人テレワーク需要で「質」にシフト
「リステージオークション」では現在、毎週金曜にオフィス家具等を800ブロック分、ネットで競る。この1回で出来高は1500万~2000万円。コロナ以前は現在と同じ商品量だが、平均の出来高は1200万円程だった。競りに出される商品の質が上がっていることと、買い手事業者が増えていることが影響している。
テレワークの広がりで特にチェアなどにおいては個人需要が高まっている。法人利用と異なり、自宅で個人利用する上では見栄えや機能が重視されるようになってきている。
第522号(2021/10/25発行)24面