ブックオフ、トレカ専門の新業態
2021年12月27日
ブックオフグループホールディングス(神奈川県相模原市)は、同社初のトレカ専門店「Japan TCG Center吉祥寺駅北口店」を11月27日、東京、吉祥寺にオープンした。新屋号を設けて取り組むことで小規模店舗での出店が可能となり、駅周辺やこれまで出店面積などの関係からブックオフの屋号で出店が難しかったエリアへの商圏拡大が可能となる。また、専門店にすることでよりコアなトレカのコア利用者獲得を狙う。
新屋号の外観
同社では、2021年5月期の商材別売上高構成比において書籍32.6%、ソフトメディア27.6%、アパレル10.2%で続くトレカが10.0%を占めている。売上高構成比がアパレルを上回る勢いで成長を続けていることから、同社では、今後トレカ商材を書籍、ソフトメディアに次ぐ新たな核となる商材として強化する背景がある。広報担当の小湊貴治氏は「アパレル商材に対してトレカは書籍やソフトメディアとの親和性が高く、売り場面積の面でも既存のブックオフ単独店で扱いやすい商材特性があるため導入しやすい。これまでは既存店でライトな利用者を獲得できていたが、よりコアな利用者獲得を目指し専門店出店で強化を行う」と話す。
豊富な在庫量を強みとする
第526号(2021/12/25発行)1面