3G終了でどうなる? ガラケー買取りの行方
2022年02月16日
携帯キャリアが第3世代移動通信システム(以下「3G」)の終了を発表し、利用が難しくなる中古ガラケー。慣れ親しみ根強いユーザーがいる中、今後、買取りや販売はどうなるのか?取扱事業者に対応を聞いた。
モバイルフリマ「ムスビー」停波に合わせ取扱縮小
今年3月にauの3Gサービスが終了予定
auは3月末に3G通信「CDMA 1X WIN」を終了する。ソフトバンクは24年1月末、NTTドコモは26年3月末に、3G通信を終了する。
モバイル特化のフリマアプリ「ムスビー」を運営するウェイブダッシュ(東京都千代田区)は3月末でauの一部機種の取扱い終了と、該当カテゴリを閉鎖する。フリーマーケットメディア部の熊倉大輔マネージャーは、「ムスビーはスマホ利用に長けた層が多い一方、高齢者などライト層の利用もある。トラブルを避けるため閉鎖を決めた」と話す。閉鎖カテゴリの取引は不可となり、誤って出品した場合は、見つけ次第削除する。
同社に出品するのはモバイルリユース事業者が多く、他のフリマと差別化を図る中で信頼性に重点を置いた形だ。今後、他キャリアにおいても停波にあわせカテゴリ閉鎖の措置をとる見通し。
第529号(2022/2/10発行)28面