リーガルスムーズ、孤独死や夜逃げ物件 リユース業者の協力を募る
2022年04月21日
賃貸物件で入居者の孤独死や夜逃げなどが起きた際、契約解除手続きの代行を手掛けるリーガルスムーズ(東京都中央区)が、リユース業者との協力を募っている。部屋に残された物品の片付けや撤去で連携をとりたい考え。既に協力網があるが、「廃棄せずにリユースできる業者との関係を全国的に広げ、環境負荷削減にも寄与したい」(川上明社長)。原状回復が早まれば、入居者の負担軽減につながり、貸主は円滑に新規入居を募れるメリットがある。
孤独死・夜逃げ物件の片付け
リユース業者の協力を募集
賃貸物件の残置物撤去でリユース業者と連携を図る
入居者が賃貸借契約を結ぶ際に、リーガルスムーズが独自に構築したサービスを付帯させて賃貸借契約を結ばせる。入居者が孤独死や無断退去した場合、同社が入居者に代わり、賃貸借契約や各種ライフライン契約の解除手続きを、内容証明を以て通知する。物件内残置物においても、付帯契約の中で取り決めていた場合には所有権放棄となり、同社の判断でその片付けや撤去ができる。
第534号(2022/4/25発行)2面