横浜市で学校の防犯カメラ映像が流出
2022年06月12日
横浜市の市立学校で使われていた防犯カメラの録画用ハードディスクレコーダーが、ネットオークションに出品され落札されていたことがわかった。
レコーダーが競売出品
今年1月、落札者から教育委員会事務局にレコーダーに映像が残っていることについての問い合わせが寄せられた。当該の学校では昨年10月に防犯カメラとレコーダーの取替工事を行っており、工事を受託した事業者が取替前の機器を持ち帰った。その後、工事を受託した事業者が機器の処分を別の事業者に依頼。処分を受託した事業者の従業員がオークションに出品していた。
横浜市庁内の規定では、「本市の管理が及ぶ範囲内でデータ消去等を実施する」又は、「本市の管理が及ぶ範囲外に搬出してデータ消去等を実施する場合には、搬出から記録媒体の破壊又はデータ消去の完了まで職員が立ち合い等を行う」とされている。
最終的な機器の処分やデータ消去をリユース事業者が受託する場合がある。排出者や工事事業者との取り決めを確認する際は、注意が必要だ。
第537号(2022/6/10発行)7面