国内外で各種Eコマース事業を手掛けるBEENOS(東京都品川区)は「2022年上半期 越境ECトピックス」を6月に発表した。同社の越境サービス利用者は、円安傾向が顕著となった3月11日の前後10日間で比較すると10.9%増えたという。同社は円安を追い風に、リユース企業の海外販売を支援していくようだ。直井聖太社長に聞いた。
リユース品輸出に円安の好機到来
企業の越境EC支援強化へ
BEENOS 直井 聖太 社長
── 単価が数万~30万円程度の東洋彫刻が動いていると聞きました。ユニークな流れが来ていますね。
「はい、中華圏の方が買う動きを見せています。日本のバブル期に近いですね。海外の方がお金を持ち始めて、高額な資産価値のあるものを集めているんだと思います」
── 直近の中古品の動向は。
「今の状況は3つあると思います。インフレで新品の値段が上がり、リユース品のお得感が増す。次に、円安で東洋彫刻のようなコレクタブルな商品に注目が集まっている。3つ目に、海外でもリユースが本格的に成長産業になっている国が多く見られる」
第539号(2022/7/10発行)15面