和愛グループ、昭和レトロ EC販売注力
2022年07月24日
リユース店「リ・スクエア バナル」を運営する和愛グループ(愛知県小牧市)は「昭和レトロ家具」の販売に注力する。このほど自社ECサイトを立ち上げ、ネット販売高を従来の3~5倍にまで増やす計画。レトロ食器を製造する地元のメーカーと協業して催事を手掛けるなど、ブームをけん引する存在として注目を集めている。
メーカーと協業
同店はいわゆる「おしゃれスポット」として見られることもあるそうだ
同店では若い女性客を中心に昭和レトロ家具が売れている。同商材の月間販売高は約100万円で、顧客の8割近くが女性。平均販売単価は1~2万円程度だ。若山陽一郎社長は、古民家から見つかった昭和時代の家具を「昭和レトロ家具」と定義している。例えば椅子や棚で、食器や衣類やアクセサリーなどの雑貨も扱う。同氏によれば、昭和レトロ家具に見られる特有のデザインを「昭和レトロポップ」と呼ぶ。それが若者には新しさを、中年層には懐かしさを喚起しているという。これまでは店頭とヤフオク!で販売していたが、6月からECサイトをオープンしている。
第540号(2022/7/25発行)16面