「シティポップ」レコード人気けん引
2022年08月31日
竹内まりやさん等で知られる「シティポップ」ジャンルが国内外で人気だ。これによりレコードの売上が上昇しており、中古品の価格が上昇。新品市場でも当時の楽曲を再プレスしたり、あえてレコードで新曲をリリースする動きにもつながっている。
HMVは前年から売上1割増
音楽よりもインテリア性を求めて購入する客も多い
ローソンエンタテインメント(東京都品川区)では、同社が運営する音楽メディアショップ「HMV」に、中古レコードを主体とした店舗も展開。2014年に渋谷でオープンしたのを皮切りに、新宿や吉祥寺にも店舗を出している。
前年度の中古レコードの売上高は、前の期より1割以上伸びた。コロナ禍でインバウンド客が呼び込めないなかでも、「オンラインショップがプラスだったので、結果的に補填ができた」(レコードショップ営業部長・竹野智博氏)。
HMVでは、日本のお客の間でもシティポップ人気が高い。「シティポップという言葉は、ここ3~4年で一番多く聞かれるワード。カフェで使うインテリアとして飾りたいと、依頼されることもあります」(同氏)
第542号(2022/8/25発行)23面