コンサート復活で双眼鏡レンタル好調
2022年12月02日
コロナ禍になってから3年目の今、イベントも通常どおり開催されている。コンサートは、キャパシティ100%で客を動員するなど、ほぼ復活だ。それに伴って増えているのが双眼鏡のレンタル需要。高性能のものは常に、確保している在庫が出払っているほど需要が高いという。
防振タイプが引っ張りだこに
人気ナンバーワンのVixen(ヴィクセン)のATERA(アテラ)
ジャニーズのコンサート
圧倒的な影響力
コロナ禍3年目、制限も厳しくなくイベント開催が活発だ。それに伴い双眼鏡のレンタルが伸びている。スペクトル(東京都中野区)が運営するレンタルサービス「モノカリ」では、今年の3月末から爆発的に双眼鏡のレンタル件数が増え、継続している。「コロナ前に戻ったくらいの感覚です」と金子剛久社長は話す。レンティオ(東京都品川区)では、2020年のコロナ禍初期にほぼゼロまで落ち込んだ双眼鏡のレンタル売上が、昨年4月頃にじわじわ回復の兆しを見せた。昨年は上がり下がりがあったが、今年3月に前月比3倍に伸びた後は安定している。「昨年比だと今年は平均して毎月5倍くらいの売上です」と三輪謙二朗社長。同社の統計によると、双眼鏡レンタル件数のおよそ半分が、ジャニーズのコンサートが利用目的だ。モノカリでも、コンサートの日程に合わせて在庫を調整している。
第548号(2022/11/25発行)15面