バナナクレープ、昭和の絶版漫画一筋 30年運営

検索

バナナクレープ、昭和の絶版漫画一筋 30年運営

2023年02月22日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バナナクレープ(大阪府大阪市)は昭和の絶版漫画に特化し、30年にわたって運営している。専門店として買取価格を保証することで、絶版漫画だけで数万冊の在庫をこれまで溜めてきている。

バナナクレープ 昭和の絶版漫画一筋

絶版漫画とは昭和に発刊された漫画・特撮ムック・映画雑誌などを指す。「今では大阪市の絶版漫画店はうちだけ」と小谷和豊代表は話す。

強みは査定時間と買取価格。同氏によれば競合大型店ではいわゆる特Aランク品が持ち込まれた場合、現場では判断がつかず本部とやり取りして調べるため、査定に数時間はかかるという。一方で同店では独自の真贋力でたったの十分で査定が済むそうだ。また金額面についても、ランクの高い商品に関しては買取価格で大型店に劣るものの、中間ランク以下の絶版本であれば競合をしのぐ買取価格を提示できる。そういった買取時の誠実さを売りにし、愛好家から支持を集めて好調時では1週間あたり約100~200冊の絶版漫画を買い取っていた。

第554号(2023/02/25発行)3面

Page top
閉じる