10代フリマ出品経験28％

ヤフーのフリマアプリ「PayPayフリマ」では、今年の2月に出品時の年齢制限を撤廃したことに伴い、10代を対象にフリマサービスの利用状況やお小遣い事情に関する調査を行った。

データ

（出典：ヤフー）

趣味のモノ売り、小遣い稼ぎ

PayPayフリマが10代の男女214人を対象に行った調査によると、フリマサービスにおいて55.7％が購入経験がある一方、出品経験は28.1％に留まることがわかった。

尚、お小遣い事情について聞くと、1ヵ月の平均収入が「7000円未満」が60.5％である一方、理想金額を「7000円以上」とする回答が62.8％だった。現状より多くの収入を望んでいる10代が多いことがうかがえる。このことから、まだフリマアプリでの出品経験のない10代による、フリマ出品による小遣い稼ぎの動きは増していきそうだ。

さて、現状では10代は何をフリマに出品しているのか。PayPayフリマの今年3月の出品データによると、男性の1位はトレカ、2位がテレビ、アニメ、キャラグッズ、3位はSwitchソフトとアニメやガジェット系の出品が多かった。また女性の1位はテレビ、アニメ、キャラグッズ、2位はタレントグッズ、3位はK-POPと、アニメ系に加えタレント関連が上位を占めた。

これに関連し、10代にフリマで売りたいものについて聞くと、1位が「趣味・タレントグッズ」、2位が「ゲーム・おもちゃ」、3位が「服・ファッション関連」となった。

尚、10代に収入が増えた場合のお金の使い道を聞くと、フリマで売りたいものと同様、ファッションアイテムや趣味・タレントグッズがランクインした。このことから流行や好みの変化に応じ、新しいアイテムが欲しくなったら手元にあるアイテムをフリマに出品して資金を稼ぐなど、上手くやりくりしている状況がうかがえる。

第560号(2023/05/25発行)17面