埼玉県質屋組合連合会青年部、質屋がスマホ買取ノウハウ学ぶ

リユーススマホなどを扱うニューズドテック（東京都千代田区）と埼玉県質屋組合連合会青年部（埼玉県さいたま市）はスマホ買取で協業し、10月17日、大宮ソニックシティビルの会議室で、質屋事業者に向けた「スマホ買取講習会」を開催。組合員約50名がリアルとオンラインで参加し、ニューズドテックの講師からスマホ買取のノウハウを学んだ。

スマホ買取講習会

さいたま市で講習会開催

若手の要望に応え
専門家と協業

講習会にはリアルで約20名、Zoomで約30名が参加した（上）、『スマホカルテPro』を利用したiPhoneの実演講習。後ろ右端が質問に答える川崎将典氏（下）

リユース業界でフランチャイズ展開が加速し、競争が激化する中、質業界も変化に対応した新たな商材を扱っていく必要に迫られている。その中で最も注目度が高い商材が「スマホ」だ。組合の若いメンバーからは「スマホも扱いたい」「扱い方、調べ方がわからない」「どこに販売すればよいかわからない」という声があがっていた。「質は幅広い商材を扱うので知識やスキルは浅く広くになりがちだ。スマホのようにここ10年くらいで出てきた電子機器は、知識のある人とない人の差が激しいので、専門家のサポートが受けられるのはありがたい」と埼玉県質屋組合連合会青年部の河野祥英幹事長は協業の意義を語る。

『スマホカルテPro』で
検品や外装判定学ぶ

ニューズドテックは9月19日に、リユース店や買取店などに向けてスマホの店頭買取のガイダンツール『スマホカルテPro』をリリースしたばかりだ。講習会では14万台の買取実績のあるスマホカルテ・コンシェルジュの川崎将典氏が講師となり、『スマホカルテPro』を利用した検品の仕方を学んだり、参加者にiPhone8を3台ずつ配り、実際に『スマホカルテPro』で検品や外装ランクの判定をする実演講習が行われた。

第570号(2023/10/25発行)19面