トレカ業界、これからどうなる? NOVASTO・カードンがセミナー
2024年02月08日
NOVASTO(大阪府吹田市)とカードン(東京都千代田区)は1月18日、都内でカードショップ向けに「2024年トレカ市場動向解説セミナー」を開催した。オンライン・オフラインあわせ約140名が参加した。
トレカは2021年ごろから価値及び市場規模が大きく拡がり、昨年は非常に活況を見せた。NOVASTO調べでは、昨年1年で約300店舗のトレカ店が新規出店。現在も人気が続き、「ポケモンカード」や「遊戯王」に加え、新規タイトルである「ワンピースカード」が人気を牽引している。
人気が沸騰する半面、トレカの供給は不足の一途で、買取りは厳しい。同社セールスマネージャーの菊地正樹氏は、昨年までのトレカバブルが落ち着いた現状をもとに、「今後トレカ店にアイデンティティが求められるようになる」と分析する。絶版タイトルに注力して差別化するカードンなどを例に、トレカの楽しさを保ちつつ、新しい店作りが必要になるとみる。
第577号(2024/02/10発行)9面