バイセルテクノロジーズ、リユース企業のM&Aを推進

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バイセルテクノロジーズ、リユース企業のM&Aを推進

2024年03月10日

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出張訪問買取最大手のバイセルテクノロジーズ(以下:バイセル・東京都新宿区)が、リユース企業のM&Aを強化している。2月14日には、買取専門店を展開するむすび(神奈川県横浜市)との株式譲渡契約を締結し、4社目の買収だ。今後も積極的なM&Aを行っていく考えを示しており、リユース業界再編の牽引役になりそうだ。

新経営体制で店舗事業の成長を加速

バイセルテクノロジーズ 岩田匡平社長バイセルテクノロジーズ
岩田匡平社長

バイセルの2,023年12月期の売上高は、前期比26.2%増の425億7400万円となった。既にM&Aした企業の売上高が4割程度を占める。

同社では、2020年10月にダイヤコーポレーション(現: タイムレス)の買収を皮切りに、買取専門店FC「WAKABA」を展開するフォーナイン、ブランド品の買取販売店「ブランドピース」を運営する日創と次々に取得。そして、今回4社目として、買取専門店を展開するむすびをグループに取り込んだ。

タイムレスは、オークション事業や百貨店顧客との接点があり、フォーナインは、買取店かつFCモデルの企業、買取販売店のブランドピースは、エルメス等の高額品に強い。むすびは、買取専門店で収益性が高い点が特徴だ。近年は店舗型企業の買収が相次いでいるが、意識的ではないという。「我々との事業シナジーやミッシングピースをM&Aによって埋められればいい」(岩田匡平社長)と幅広い企業を視野に入れている。

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第579号(2024/03/10発行)1面

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