マンションの共用部やラウンジを活用した居住者向けの買取イベント、いわゆる「マンション催事買取」が増えている。居住者らが手軽に、買取や査定を利用できる機会を提供。マンション催事を複数回手掛ける2社は、買取未経験者の開拓に成功している。
総戸数300戸以上、
築15年以上が狙い目
ネオートの催事の様子。異業種と合同でイベントを行う日もある
バッグの修理と買取りを行う「SHUHARI」運営のドリームサプライズ(大阪府豊中市)は、22年秋頃からマンション催事買取を手掛ける。買取専門店「買取満天堂」を運営するネオート(東京都町田市)は昨年秋からマンションでの催事に参入した。
両社とも、東京・神奈川の大規模マンション内で催事買取を行い、新たな顧客接点としている。ドリームサプライズは、2ヵ月に1回ほどの頻度で、東京、神奈川を中心に300~600戸のタワマンが集中するエリアでマンション催事買取を催す。バッグを中心に、時計や金などの査定相談を受け付ける買取専門の催事と、買取および修理を手掛ける催事の二種類を展開する。
ネオートでは、東京多摩地区・神奈川県内を中心に、300世帯以上のマンションにて催事買取を行う。査定や片付けの相談、SDGs普及活動の一環として絵本買取にも応じる。土日を中心に、多いときは月4回ほど開催する。
第579号(2024/03/10発行)15面