前回の記事が好評だったようで嬉しい限りですが、やはりリユース業界の中で改めてCDの存在はいろんな意味で注目されているんだな、と思いました。
そんな中、アメリカの中古CD市場に関する当店の最近の調査から、興味深い事実が明らかになりました。ニューヨークがあるアメリカ東海岸と、ロサンゼルスなど西海岸の消費者を取り巻く環境の違いが、中古CDの需要に大きな影響を与えていることがわかったのです。
アメリカの東西で地域差ハッキリ
カリフォルニアは、山間部の通信環境が弱い
以前、弊社ニューヨーク店で中古CDの販売を試みました。しかし、予想に反して、売れ行きは芳しくありませんでした。ニューヨークを含む東海岸地域に、中古CD専門店が全く無いという理由がわかったような気がしました。さらにストリーミングの普及により、CD市場全体の需要が落ち込んでいるのではないかと推測しました。
第580号(2024/03/25発行)15面