格安PC、不正オフィスの罠(2)ライセンスキー無しのPCに注意

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格安PC、不正オフィスの罠(2)ライセンスキー無しのPCに注意

2024年04月27日

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マイクロソフトオフィス(以下、MSオフィス)を不正に利用する手口が一層巧妙化している。何らかの方法で、相場を逸脱した低価格での「MSオフィス」を搭載した中古PCがアマゾン等のマーケットプレイスで流通。正規MSオフィスを使用する中古事業者のみが損失を被る構図となっており、解決は一筋縄ではいかなさそうだ。

ライセンスキー無しのPCに注意

「法人向けバラ売り」
時代から一層巧妙に

同梱の説明書には「Office2019は、認証済みです」との但し書きがある

同梱の説明書には「Office2019は、認証済みです」との但し書きがある(一部画像加工)

従来、不正なオフィス利用で批判を集めた手法は、法人向けの「マイクロソフトオフィス プロフェッショナルプラス」と呼ばれるモデルのライセンス切り売りだった。

ボリュームディスカウントが効いた法人向けライセンスを個人向けに切り売りすることで、エンドユーザーが購入したPCのオフィスが突然使用不能になるといったトラブルが見られたため、問題視された。

昨年4月に本紙がこの問題を取り上げて以降、マーケットプレイス企業の努力による出品企業の排除などもあり、この手法は現在、ほとんど見られなくなった。しかし、「不正オフィス」の問題はまだなくなっていない。

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第582号(2024/04/25発行)24面

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