書店ゼロの地域にブックオフが出店する理由
2024年05月11日
ブックオフGHD(神奈川県相模原市)は、昨年から「ふるさとブックオフ」事業を通じて、書店のない地域へと出店している。本に気軽に触れられる環境を産み出すことで、同社事業に加え、地域振興にプラスの影響を見込む。
町内16年ぶりに書店が復活
昨年開店した「ふるさとブックオフ」1号店
「ふるさとブックオフ」は現在、岩手県西和賀町、三重県木曽岬町に展開する。いずれも町内に書店がない「無書店自治体」だ。
昨年開業した「ふるさとブックオフ西和賀町湯本屋内温泉プール店」は販売専門の書店で、温泉プールのロビーに、児童書約1500冊をはじめとした約3000冊の古書が並ぶ。価格は100・200・300円(税込)。
第583号(2024/05/10発行)19面