楽しみつけて子どもをまきこむ!がポイント
買取専門店モバウロを運営する、EUM合同会社(兵庫県加古川市)。「捨てられない新聞折り込みチラシ」で、リサイクルショップに馴染みのなかった主婦層を中心に集客に繋げる。「新聞折込は反響率0.01%と言われるなか、0.5%の効果」を生んだチラシに迫った。
切り取り線つきのゲームで、リサイクルショップ体験
「切り取り線を入れると子どもは切って遊ぶんですよ」と西村優社長。
第1弾
第1弾は、リサイクルショップ体験ゲーム。紙の車に乗って、携帯や洋服を売りに行ける地図をつけた。「ゲームの中でお子様に買取りを経験してもらい、次のステップは当店で実際の買取りを体験してもらうのが狙いです」(西村社長)。
通常折込チラシの反響期間は3日〜1週間だと言われるが、2〜3ヵ月後遊び尽くしたチラシを手に訪れる親子連れが後を絶たなかったと言う。
カレンダーをつけると冷蔵庫など、いつでも目の届くところに!
第2弾は、間違い探し入りのカレンダー。「カレンダーをつけることで、冷蔵庫などに貼ってもらえ、いつでも目に届くところに置いてもらえるんですよ」(西村社長)。年末の掃除予定を書けるスペースや、掃除のコツも組み込む。掃除後出た不用品を店に持ち込んでもらう狙いだ。
第2弾
お正月近くに配布したため、家族だんらんを意識した。「間違い探しには、子ども用と大人用の間違いを用意して、家族だんらんを楽しんでもらえるように工夫しました」(西村社長)。
年末やお正月時期は、セールなどチラシも通常より多くなる。他社とテイストの違う間違い探しを入れることで、「おじいちゃんやおばあちゃんが年末年始に孫と一緒に遊ぼうと取っておいてくれるケースが多かったようです」(西村社長)。
405号(2016/12/10発行)7面