古物市場データ
本所百貨道具市場
会場住所 埼玉県八潮市大瀬399
開催日 毎月3、8、13、18、23、28日、(貴金属)22日
時 間 12時〜終わりまで
タ イ プ 道具系古物市場
和やかに、そして笑いが絶えずに競りが進む
3代続く老舗の道具市として知られる「本所百貨道具市場」(埼玉県八潮市)は、約60年前に東京・墨田区の業平で産声を上げた。現在は首都高速の八潮ICから車で5〜10分の立地で活発な競りを行っている。
毎月3と8の付く日に道具市、毎月22日には貴金属に特化した競りが行われている。買い手の多くは〝仕入れに欠かせない場〟として利用しているようだ。道具市は毎月6回と多く開催しているため、同市場の会員になればそれだけ仕入れの機会が増えることになる。「店の売り場が空いたら、なんとか他の商品で埋めないといけない。そんな時の補充に当市場が役立ちます」(山田久行社長)。道具市では毎回400〜500点の商品が出品され、白物・デジタル等の家電製品で4割、家具が4割、残りを厨房機器・オフィス家具・雑貨等が占める。
リユース店の主力商品となる家具や家電に強い
商品の直持込み・清掃を歓迎
同市場では、売り手の〝持ち込みやすさ〟を意識している。日曜日以外(競り日を除く)は倉庫を会員に対して開放しており、売り手は好きなタイミングで商品を持ち込むことができる。買取り後の商品を、直に会場に運ぶという使い方も可能だ。
また出品物の商品価値を高めるためには清掃・メンテナンスが欠かせないが、同市場は会場での清掃も歓迎している。「惜しみなく水道を使ってもらって大丈夫ですし、その分買い手さんが再販しやすいような品質で出品していただければと思います」(山田社長)
417号(2017/06/10発行)15面