ZERO TO ONE、ノリーナ4万DL
2017年11月01日
成長要因は交流
車・バイク用品通販「クルーバー」のZERO TO ONE(神奈川県横浜市)が運営する、ライドシェアアプリ「ノリーナ」のダウンロード(DL)数が4万を突破した。ローンチは昨年8月。
ノリーナのウェブサイト
同アプリではドライバーとその同乗者をマッチング。相乗りをすることでガソリン代や高速代などの移動費を折半し、互いにコストを抑えることができる。今年3月末時点ではDL数1万5000、月間30組の相乗りが成立していたが、現在はDL数4万超えに加え、月間1000組の相乗りが成立するまでに成長している。
成長の要因は「交流」にある。相乗りの7割以上が、スポーツ観戦や音楽イベント会場など中長距離の目的地までの移動に使われている。共通の趣味を持つ人同士の相乗りを促進することで親近感や安心感を提供し、道中での車内交流が生まれている。
今後はAI機能を導入していく。ユーザーがツイッターで投稿した内容から、AIがその人の性格や嗜好を判断。アプリ内で相性の良い相手を推薦して、今以上に相乗りの成立を増やしていく狙いだ。
「現在はサンプルを収集し、年明けにはリリースしていきたい」と河野映彦社長は語る。
ZERO TO ONE 河野映彦社長
426号(2017/10/25発行)7面