《業界活性化》ビチアモーレ、ロードバイク勉強会を計画
2019年05月06日
「ビチアモーレ外神田店」と山岸光介店長。内装や什器を店長自ら手掛けたこだわりの空間
ロードバイク勉強会を計画
集客1.5倍に増えた動画活用法などノウハウ共有
「ロードバイク業界は成熟期に入りました。更なる成長に向け、競合の垣根を超え一丸となれれば」。こう話すのは、中古サイクルウェア店「ビチアモーレ外神田店」の山岸光介店長。同店を運営するBAインターナショナル(兵庫県芦屋市)は、ロードバイクの買取・販売を行っている。
山岸店長によると、ロードバイクは高額品になるため、ファン層は比較的金銭に余裕がある30~50代が厚く、若手が育ちにくい。そのため、頭打ちになりつつあるロードバイク業界を活性化するためにも、同社はロードバイク業界の情報共有勉強会の開催を計画している。勉強会では、参加企業が持つ経営ノウハウなどを相互に共有。
例えば、BAインターナショナルはYouTubeを通じた情報発信方法などを紹介する予定だ。
同社が運営する中古サイクルウェア店「ビチアモーレ外神田店」では、YouTubeで商品やセール情報などを配信。ユニークな内容が好評で、チャンネル登録者数は毎月約100人程度増加し続けている。「YouTubeでの動画配信は編集に手間がかかるため、始めにくいとは思います。しかし、実際に動画配信を始めたら外神田店の売上高・集客数は1年で1.5倍になりました。撮影・編集方法などを知ることが出来れば、5分程の動画であれば1~2時間の編集で完成できます」(同店長)
また、同社はポップアップイベントにも注力。1月は広島、3月は博多、4月では大阪で期間イベントを開催しており、今後は月に1回ペースでの開催を維持する計画だ。全国各地で手に入れた情報も、勉強会で披露する予定だという。第1弾となる勉強会は、上野近郊で7月頃の開催を見込む。目標参加企業数は10社で、参加費用は5000円、親睦会込みで1万円となる予定。
YouTubeではセール情報や商品紹介の他、ロードバイクの清掃方法やパーツ交換方法など、為になる動画も配信
第462号(2019/04/25発行)13面