《全国ダーツの旅☆徳島県》リサイクルショップ エイ・ヤー、県外から来る孫のためにと阿波踊りの法被購入した祖母
2019年09月09日
リサイクル通信 全国ダーツの旅
~徳島県 編~
ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー
県外から来る孫のためにと
阿波踊りの法被購入した祖母
徳島と聞いて最初に思い浮かべるのは阿波踊りだろう。毎年お盆の時期に開催される徳島市の阿波踊りには、100万人以上が全国から集まってくる。
子ども服・育児用品および家具・家電類を扱うリサイクルショップ エイ・ヤー(徳島県徳島市)では、この阿波踊りで着られる中古の法被を買取販売している。
▲オープン19年目になる店舗と販売中の法被
「阿波踊りは『連』と呼ばれる踊りのグループがあって、連ごとの衣装があります。一方で連には所属せず、気軽に踊りを楽しみたいという人たちも多く、当店が扱っているのは、そうした連以外の法被です」と湯浅真由美代表。
▲湯浅真由美代表
子どもは成長が早く、法被も1度着ただけで翌年には着られないことが多い。同店ではお客からの要望を受け、状態の良い法被を買い取って、新品の3分の1程度の価格で販売している。
8月初旬、阿波踊りの前に女性が来店した。「孫が県外から遊びに来るんだけど、見るだけじゃなく、法被を着て一緒に踊った方が雰囲気が出るでしょう」と女性客。
「その時はサイズが合う在庫が残っていて、喜んでいただけました。観光客の方がふらりと来られることもあります。中古なので需要を補うだけ買い取れるとは限りませんが、阿波踊りを盛り上げるためにも、出来るだけ続けていきたいと思っています」(湯浅代表)
第470号(2019/08/25発行)19面