リユースモバイルガイドライン第二版発表
2020年02月20日
第87回 リユースモバイルガイドライン第二版発表
すでにリサイクル通信紙面でも報道がありました通り、2019年11月28日にリユースモバイルガイドライン第二版が発表されました。今回の主な改版ポイントは4つ。以下に内容を説明します。
消費者の不安感を取り除く
バッテリー状態などの明示を推奨
4つの改版ポイント
1.バッテリー状態の確認と評価結果の表示を推奨
下記のデータを見ると、消費者がリユースモバイルを利用したくない最大の理由は、「バッテリーの持ちが悪そう」という事でした。これは、2017年同様のレポートより8.4%上がっています。バッテリーが消費者の最大の懸念になっていることがわかります。
そこで今回、以下の2点をガイドラインに盛り込みました。
・端末の機能によるバッテリー状態の確認を推奨し、確認方法の例についても記載
・確認した結果は、確認方法とともに表示することを推奨し、表示方法の例についても記載
2.ネットワーク利用制限に対して、動作保証とは別に保証をつけることを推奨
以前より消費者が、前所有者の割賦代金の不払いにより端末が使用できなくなることに対して不安感がありました。この点について、消費者保護の観点から盛り込んでいます。
3.リファービッシュ品の概要を解説するとともに、メーカーによる保証の確認・表示などを推奨
4.事業者間取引用に11段階の基準を策定
仲介事業者や修理事業者とリユースモバイル端末事業者間での取引を増やす事を目的に、より詳細な外装評価の基準を策定しました。
※こちらの手引きに関しては、公表しておりません。手引きの開示は、RMJ会員・賛助会員または認証を受けた事業者が、所定の方法に基づき請求した場合のみとし、その事業者も外部に開示しないものとしています
第481号(2020/2/10発行)10面