フィールド&マウンテン、登山道具の"半年貸し"が好調 冬期注文の6割占めた週も
2020年03月16日
登山道具のレンタルや中古販売を手掛ける『フィールド&マウンテン(埼玉県さいたま市)』の半年間レンタルコースが好調だ。昨年の冬期は注文全体の2割を占め、週次で6割も占めた週もあった。
「シーズンレンタル」コースは対象の登山道具を半年間借りられ、価格は通常の1泊2日のレンタル料金の1.75倍だ。昨年に対象商品を全商品に広げたところ注文が殺到した。1泊2日で2回レンタルするならシーズンレンタルのほうが得という価格設定が、割安感を生んだ。一番注文が多いのはビーコンと呼ばれる体の内側に巻く救命道具。4万〜5万円程度の通常購入価格に対して3000円〜4000円で借りられる。
今後はマンスリーコースの用意を計画する
「登山道具は価格が高く、たとえば冬用の靴は5万〜8万円が相場だったりする。そもそもレンタルの需要は必然的に高い」と松原氏は説明する。同社の2019年度のレンタル利用者は昨年対比で約1割増した。
企画担当 松原慶明氏
第483号(2020/3/10発行)5面