YASUDA、3ヵ月毎に新品スパイク交換 返却品は国内外に寄付しリユース
2020年05月18日
サブスク最前線
サッカースパイク製造を手掛ける『YASUDA(東京都新宿区)』は自社製品を用いたサブスクサービス「エクセルフィード」を開始した。
YASUDAのスパイクは柔らかく日本人の足に合うという
エクセルフィードは月額3278円(税・送料込み)から。3ヵ月ごとに新品が届き、利用者は都度返却する。スパイクは定価1万3200円の「イノベーターProーex」が対象で、1年加入すれば1足が実質無料となる計算だ。回収品のうち、状態の悪くないものは国内外に寄付し、社会貢献につなげる。
YASUDAブランドのスパイクは、かつてクリックスヤスダが製造していたが02年に倒産。それを現YASUDAの佐藤和博社長がクラウドファンディングで846万円を集め復刻し事業化した経緯がある。「新品スパイクが自宅に届くことが『プロ選手のようで嬉しい』という声があり、実行に踏み切った」(佐藤社長)
佐藤和博社長
国内サッカー人口480万人のうち1割のシェアを獲得したい考え。
第487号(2020/5/10発行)8面