ブックオフ決算、増収減益
2020年06月15日
売上高4.4%増の844億円
ブックオフGHD(神奈川県相模原市)の決算が5月29日に発表された。売上高は約843億8900万円で前期比4.4%増。純利益は約2億4000万円で、前期比88.9%減となった。
ソフトメディア、トレカやホビー、貴金属・時計・ブランドが好調だったことと、九州のFC店9店舗を直営化したことで、増収。一方で、固定資産の回収可能性を検討したことでの減損損失や、物流センターの統廃合を行ったことでの固定資産除却損で、約10億円を計上し、減益となった。
同社は来期から最繁忙期と店舗での決算業務の重複を避けるため、決算期を5月に変更する予定だが、現時点では業績予想は未発表だ。
同社広報の小湊貴治マネージャーは「台風、増税、暖冬、コロナなど逆風が吹く期だったが、業務効率化の動きや、ジュエリーアセットマネジャーズがグループ入りするなど、実りの多い1年だった。早く正常運営への回復を果たし、良い30周年としていきたい」と意気込む。18日に決算説明会動画を配信予定。
第489号(2020/6/10発行)3面