巣ごもりで買う前の「お試し」増加
レンタルを軸に新しい生活様式創る
コロナショックによって混迷極まる世界情勢。リユース事業者もその規模を問わず、変革の波がやってきた。そこで本連載では様々な業種・規模のトップに、今後の中古市場展望と会社の未来像を訊く。今回は中古スマホで成長している伊藤忠グループのBelongとCtoCレンタルで新たな市場を開拓したピーステックラボ(両社とも東京都渋谷区)を取り上げる。
レンタルプラットフォームのピーステックラボ
村本 理恵子 社長
―― 「アリススタイル」を運営されています。
貸し借りのCtoCプラットフォーム「アリススタイル」を18年10月から運営しています。現在はアプリDL30万、アクティブユーザーがうち3割程度です。総合型では他にないサービスです。
―― コロナ前後での利用者の変化は?
コロナの影響って、生活や金銭面の将来不安だと思うんです。一方で家の中で過ごす時間が増えた。そこでレンタルや、購入前のお試しはしやすくなったと思います。実際、最近では美容・フィットネス機器、高圧洗浄機や圧力鍋など巣ごもり商材が人気です。
第494号(2020/8/25発行)15面