偽造株主優待券の買取に注意
2021年03月23日
株式上場する企業が自社株保有者に提供する株主優待券の偽造品が出回っている。精巧に作られていたり、種類も多いことから、買取店が誤って買い取る恐れがある。これまで商品券の偽造品が出回ったことはあったが、株主優待券の偽造は珍しく注意が必要だ。
「本物知らないと見抜くの難しい」
株主優待券は偽造品が出回っている(写真は偽造品ではありません)
日本チケット商協同組合(JTA、東京都港区)によると、昨年秋頃に偽造された株主優待券が発覚。昨年初頭にもJCBギフトカードの偽造品が出回ったと言う。深尾一広理事長は「巧妙なのは、流通量が少ない優待券を偽造すること。店頭スタッフが本物を知らない場合、見抜くのは難しい」と指摘する。
特徴的なのは、非常に精巧であるのに加えて、種類も多く認知度の低い券が多いことだ。
第508号(2021/3/25発行)1面