電子マネーやポイントで買取金額が受け取れる、キャッシュレス買取が広がりつつある。利用者にとって査定の待ち時間を短縮でき、また非対面で取引できるためコロナ下での需要も高い。サービスを実施するリユース企業4社に話を聞いてみた。
- 調査項目
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〇商材構成〇従業員数〇対応件数〇対応決済〇利用率〇成約単価
オカモト リユース・マーケティング・カンパニー
〇商材構成 総合リサイクル・古着・工具 |
〇従業員数 非公表 |
〇対応件数 非公表 |
〇対応決済 LINE Pay、nanacoギフト、EdyギフトID、Kyash |
〇利用率 試験運用期間中の全買取案件における利用率は0.5~1%ほど |
〇成約単価 平均1700円(最大:1万円、最小30円) |
導入1カ月でリピーター続出30~40代男女からも人気
オカモト リユース・マーケティング・カンパニー(北海道帯広市)は1月末から一部店舗でキャッシュレス買取の導入を開始し、5月中には全14店舗での導入を目指している。
導入店の中には1カ月で計3~4回、同買取を利用する熱心なリピーターもおり、利用客も30~40代男女と幅広い。
導入の主な目的としては、お客が店内で待つ時間を短縮するためだ。現在は店頭買取時だけ利用できるが、今年度中には宅配・出張買取での応用にも前向きだ。「昨年度はDX推進の手がかりを作っており、それを今年度中に深化させていきたい」と照本滋統括マネージャーは説明する。
システムはブックオフと同様にヤマトシステム開発のマルチバリューチャージサービスを利用し、対応決済の種類は上の通り。
照本滋 統括マネージャー
第512号(2021/5/25発行)15面